運動原理
3次元運動の原理
本機は基本的に、ふるい面を中心にして振動するもので、その振動は振動体の両軸端につけたウエイトにより発生するものです。
上部ウエイトの回転は、ふるい面の中心に供給された物質を回転方向に移動させる役目をします。
下部ウエイトの回転は、ふるい面の垂直振動を発生させて外周方向に移動させる役目をします。
つまりこれらの振動が合成されて、ふるい面に特殊な三次元運動を起こすわけです。 下部ウエイトの上部ウエイトに対する位相を変えることにより、振動の性質が変化し、処理物の性状に適した運動を得ることができます。
ウエイトの位相による、ふるい面上の物質の移動方向
位相0°
ふるい面上の原料は、外周方向へ直進に進行する。
位相45°
ふるい面上の原料は、外周方向へうず巻状に進行する。
位相60°
ふるい面上の原料は、外周方向へうず巻状に進行する。位相45°より滞留時間が長い
位相90°
ふるい面上の原料は、中心方向へうず巻状に進行する。