設置環境、用途に合った表面処理仕様をお選び頂けます。また、景観に適した塗装仕様も可能です。

溶融亜鉛めっき

溶融亜鉛めっき(JIS H8641 2種)は一般的に知られる防錆処理です。(一般環境での 屋外で使用される鋼製の防護柵や土木資材の中・長期の防錆にコストパフォーマンス的にも広く採用されている表面処理です。)
溶融亜鉛めっきを手掛けて64年(平成23年現在)の実績を誇る当社では、確立したノウハウで高品質、低コストの製品を提供します。

SG(溶融亜鉛アルミニウム合金)めっき

SGめっきは、通常の溶融亜鉛めっきの数倍の耐食性があり、各方面から注目されています。

特に塩害に強く、海に近い沿岸部、融雪剤を使用する道路付近の鋼構造物の防錆に最適です。
塩水噴霧試験では普通の溶融亜鉛めっきの十数倍の耐食性が認められます。

従来、溶融亜鉛めっき仕様の製品を採用している場所では、SGめっき仕様の製品にしておけば、大幅に耐用年数が伸び、補修費用などが節約できます。

SGめっきと溶融亜鉛めっき耐食性比

溶融亜鉛めっきとSGめっきの赤錆発生までの時間は50μm(350g/㎡)の厚さを例にとると10倍以上の耐食性差が確認されています。 また、当社の試験結果ではSGめっきは10,000時間経過後も赤錆が発生していません。

塩水噴霧試験(SGめっき・溶融亜鉛めっき)

SGめっき + 粉体塗装

SGめっきは塗装性が優れています。

溶融亜鉛めっきに比べて、SGめっきはめっき表面が安定している事により、塗装前の化成皮膜処理が安定生成します。この事が塗装密着性を高めます。

SGめっきと溶融亜鉛めっき塗装性能を調査するために、次の比較試験を行い評価しました。

試験1

ポリエステル粉体2種類とエポキシ粉体1種類の塗装を施した試験片の対角にクロスカットを入れ、480時間の塩水噴霧試験後、ゴバン目試験に使用するセロテープをクロスカットに沿って貼り付け、ゴバン目試験の要領で引きはがし、塗膜の劣化している範囲を確認しました。

SGめっき上の塗膜は3種類全てクロスカットからの劣化範囲が溶融亜鉛めっきに比較して非常に少ない事がわかります。

試験2

3種類の溶剤塗装(ウレタン、フッ素、セラミック)を施した試験片の対角にクロスカットを入れ、塩水噴霧試験、耐酸性試験、耐アルカリ性試験を実施し、試験1と同様にクロスカットからの塗膜の劣化している範囲を確認しました。

塩水噴霧試験960時間の結果は、SGめっき下地のセラミック塗装がクロスカットからの劣化範囲がほとんど認められず、非常に優れている結果を示しました。

耐酸性試験50時間の結果は、ウレタンは余り差がなかったが、フッ素、セラミックはSGめっき下地の方が劣化範囲が少なかった。

耐アルカリ性試験50時間の結果は、どの塗装系もSGめっき下地の方が遙かに劣化範囲が少ないという結果が出ました。

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