Products製品情報
振動ふるい機とは
原料や製品を網(やパンチングメタル)に通して、粒の大きさによってふるい分けるもので、主に以下の目的で使用されます。
分 級
粒の大きさで
ふるい分け
異物除去
異物や粗粒・
微粉を除去
解 砕
振動やタッピングゴムでほぐす
特 殊
形でふるい分け
まぶす・コーティング
三次元運動の原理
振動ふるい機は基本的に、ふるい面を中心にして振動するもので、その振動は振動体の両軸端につけたウエイトにより発生するものです。
上部アンバランスウエイトの回転は、ふるい面の水平振動を発生させて、ふるい面の中心に供給された物質を回転方向に移動させる役目をします。
下部アンバランスウエイトの回転は、ふるい面の垂直振動を発生させて外周方向に移動させる役目をします。
つまりこれらの振動が合成されて、ふるい面に三次元運動を起こすわけです。上部アンバランスウエイトの下部アンバランスウエイトに対する位相を変えることにより、振動の性質が変化し、処理物の性状に適した運動を得ることができます。
ウエイトの位相による、ふるい面上の物質の移動方向
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位相0°
ふるい面上の原料は、外周方向へ直進に進行する。
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位相45°
ふるい面上の原料は、外周方向へうず巻状に進行する。
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位相60°
ふるい面上の原料は、外周方向へうず巻状に進行する。位相45°より滞留時間が長い。
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位相90°
ふるい面上の原料は、中心方向へうず巻状に進行する。